とかく予防安全の注目度が高まるいまですが、衝突安全の重要性は変わりません。昨年、7年ぶりにフルモデルチェンジを受けた日産リーフが「平成29年度自動車アセスメント(JNCAP)」の衝突安全性能評価において最高評価の「ファイブスター賞」を獲得したと発表しました。
今回、新型リーフが評価された自動車アセスメント(JNCAP)は、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)により、クルマの安全性能を評価し、公表する制度。
この衝突安全性能評価で最高の安全評価となる「☆☆☆☆☆(ファイブスター)」を獲得した日産リーフ。208満点中179.4点で5つ星と評価されています。なお、衝突安全性能評価の乗員保護性能評価では94.78点(100点満点)という高い評価を獲得。
加えて電気自動車などが衝突事故を起こした際、乗員に高電圧による感電が起きないかが評価される「感電保護性能評価試験」においても、すべての評価で「適合」と判定されています。
バッテリーパックを守る堅固なバッテリー保護構造やレイアウトと車体構造の工夫による高電圧部品保護、衝突を検知して高電圧を遮断する「高電圧遮断装置」による高電圧保護設計を採用することで、感電保護性能評価適合に貢献したとしています。
リーフは通常の衝突安全性能に加えて、徹底した高電圧保護設計がされていると表明していましたが、自動車アセスメント(JNCAP)でも高く評価、判定されたことになります。
(塚田勝弘)