【レクサス・NX試乗】熟成を感じさせるハンドリングの向上と快適な乗り心地が魅力

試乗したモデルはNX300Fスポーツです。今回のマイナーチェンジで、NXは足回りにチューニングを施し、車体のロール量やハンドル操作に対する応答性を向上。同時にショックアブソーバーを変更し、より快適な乗り心地を狙いました。試乗するとこのサスペンションのチューニングが見事に成功していることがよくわかります。

ドライバーの意のままにクルマが操れるようになっているにも関わらず、硬くなりすぎず乗っている人が全員安心できるシットリとした乗り味となっています。ドライバーに路面からのインフォメーションが正確に伝わるようになったため、操作の精度を上げられるようになりました。特にリアのタイヤの接地感の向上は特徴的です。そのドライバビリティとともに静粛性の向上も強く感じました。これはまさにレクサスの目指していたスポーティ&プレミアムな乗り味が今回のNXで表現できたと言えるでしょう。

全グレードにパワーバックドアを標準装備し、両手が塞がっている状態でもリアバンパー下に足を出し入れすることで開閉可能なハンズフリー機能を追加するなど利便性が高まったNXの車両本体価格はNX300 2WD車の466万円〜NX300hバージョンL AWD車の596万円となっています。

(萩原文博)

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この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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