【三菱・エクリプスクロス雪上試乗】久々の新型車両は三菱自動車のDNAをふんだんに盛り込んだ意欲作

3月に発売が予定されている三菱の新型SUV「エクリプスクロス」は、新型車としてじつに4年ぶりとなるモデルです。

三菱といえばなんと言ってもSUV。パジェロやデリカ、そしてアウトランダーなどで確立したSUVの技術と信頼は、今も多くのファンに支持されています。

エクリプスクロスはRVRとアウトランダーの間に位置するクラスで、全長は4405mm、全幅は1805mm、全高1685mm、ホイールベース2670mmというディメンションです。搭載されるエンジンは4気筒の1.5リットルターボで、8分割制御されるCVTが組み合わされます。

駆動方式はFFと4WDの2種類。4WDは電子制御式で、前後のトルク配分は電子制御カップリングで行なわれます。さらにAYC(アクティブヨーコントロール)、ASC(アクティブスタビリティコントロール)、ABSを統合制御することで左右間の駆動力と制動力がコントロールされます。この前後左右の制御はすべて統合され、S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)の名で呼ばれます。

試乗は北海道、新千歳空港至近に位置するクローズドコースで行われました。当然、全面圧雪です。コースは起伏に富んでいて、さまざまなシチュエーションが体験できるようになっていました。

(文:諸星陽一/写真:前田 惠介、小林和久)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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