【JAPANキャンピングカーショー2018】現在の一番人気は「バンコン」。最新の人気モデル「レクビィTopsail」をチェック

日本RV協会によると、ここ近年のキャンピングカーの傾向として、バンコン(バンコンバージョン)や8ナンバー登録以外(ミニバンやバンがベース)のモデルが増えているそう。

同協会の分析では「軽キャンピングカーを除いた8ナンバー以外の車両とバンコンが伸びてきているのは、すでに定着している車中泊人口の増加が影響していることは明らか」としています。さらに「8ナンバー以外の車両コンセプトは車中泊を想定した設計で、ベッド機能以外の装備面を簡素化する傾向があるため、結果として購入しやすい価格帯を実現できる」とのこと。

「バンコン」と言っても高価格帯から比較的手が届きやすいモデル、8ナンバー登録の本格派、大小多様なキャンピングカーがそろっています。「JAPANキャンピングカーショー2018」でも主役はハイエースを中心としたバンコンでした。

ここではバンコンの代表格ハイエースベースを1台ご紹介。レクビィの「Topsail (トップセイル)」の2018年モデルは、ハイエースSL特装車がベースで、サイズは全長5380×全幅1880×全高2400mm。展示車両は2.7Lガソリン、6AT(4WD)です。乗車定員は7名、就寝人数は5人。

就寝ベッドサイズは2160×1200mm、さらにイージースライド式リヤベッドが2240×1620mmとなっています。

そのほか、フロントエアコン、給排水タンク(各10L)、カセットガスコンロ、冷蔵庫(49L)、リヤヒーター&リヤクーラー、19型テレビ、マックスファン、主電源スイッチ、バッテリー電圧計+USBソケット、外部AC入力&充電装置(12A)&室内コンセント、遮光カーテンなどを標準装備。

ほかにも、リヤイージースライドカーゴ、リヤシャワーセット、サイドオーニング、フロントダイネットマット、オリジナルリヤゲートタープなどをオプション設定。車両価格は584万9000円(税込み631万6920円です)。

これだけの装備と広さがあれば、子どもが2人いるような4人家族でも十分対応できます。決して小さくはないものの、サイズ的に許容範囲という人も多そうです。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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