イギリスの家電大手ダイソンは、昨年9月に2020年までの市販化を目指し、電気自動車(EV)の開発を開始したことを発表しました。そしてついに、その車が2ドアクーペスタイルになる可能性があるという情報を入手しました。
ダイソンと言えば、掃除機やファンヒーターがお馴染みですが、そのノウハウを活かし異業種へ参入します。2ドアクーペスタイルながら、リア居住スペースを確保したショルダー型ボディです。
フロントには「掃除機のダイソン」自慢の大型エアインテーク、サイドにもエアスクープを配置。バンバーに備えるブルーのLEDデイタイムランニングライトバーは、サイドのラインと一体感を持たせたデザインとなっています。この予想CGからも、直接的ライバルはテスラ『ロードスター』あたりになりそうです。
このプロジェクトのため、アストンマーティンから技術者を引き抜き、20億ポンド(約3千80億円)を投資。2年以上前から400人規模体制で開発が進められています。
バッテリーには、リチウムイオン電池に代わる「ソリッドステート電池」を採用予定で、その容量は既存の2倍にも達します。またソリッドステートは固体を使用しているため、液体のリチウムより発火の恐れもなく安全性も高いです。
ワールドプレミアは、早ければ2019年秋になると思われます。
(APOLLO)