その理由は鉱山鉄道にある!? スバリストなら一度は訪れたい秋田県・小坂町

SUBARUの最新プラットフォームが走りのレベルを引き上げたのは知られているところでしょう。その最新プラットフォーム「SGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)」を採用しているインプレッサ・シリーズに最新スタッドレスタイヤを履かせ、青森や秋田をドライブすることができました。

青森県から秋田県に入り、十和田湖を超えた付近にあるのが小坂町。ここ、じつはSUBARUマニアにとっては見逃せない場所だったのです。

小坂町は江戸時代の終わり頃に銀鉱が発見され、鉱山として栄えてきた町です。その後、黒鉱から銅を分離する技術を確立、明治後期には日本有数の鉱山として知られる存在になったといいます。

鉱山として栄えれば、様々な施設やインフラも整備されます。明治38年(1905年)に建てられた木造三階建て・ルネッサンス風の建物として国の重要文化財となっている「小坂鉱山事務所」は、その象徴。ドライブのパートナーとなってくれたインプレッサG4との記念写真を見ても、かつて小坂鉱山が繁栄していたことは伝わってくるのではないでしょうか。

そうした、在りし日の小坂鉱山を思わせる文化財となっている建物を眺めた後は、道を挟んだところにある小坂鉄道レールパークに向かうのがスバリストのあるべき行動。迎えてくれるのは、明治42年(1909年)に建築されたという旧・小阪駅。いまはレールパークの入り口となっています。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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