SUBARUゲレンデタクシーはクルマのパフォーマンスに加えて、全日本ラリーの走りも味わえる

リフトの代わりにクルマでスキーヤーやスノーボーダーをゲレンデの上に届ける「ゲレンデタクシー」というイベントをSUBARUが始めてはや5年。単なるプロモーションではなく、ゲレンデを駆け抜けるSUBARU AWD車の迫力は、多くの注目を集め、また多くのリピーターも生んでいるといいます。

スーリーのルーフラック、ミシュランのスタッドレスタイヤ、そしてSUBARUのシンメトリカルAWDのパッケージにより、リフトよりも速くゲレンデの上まで運んでもらえるのです。

2018年は過去最大規模となる全国4か所でゲレンデタクシーを実施。その2か所目となる安比高原スキー場の様子を見ることができました。各会場とも土日の2日間限定イベントですが、一日あたり800名もの参加者がいるというから驚き。なにしろ定員乗車でも一度に4名までしか乗れないわけですから、最低でも200往復もしているわけです。

それだけタフな使われ方をしていると聞けば、さぞかし特別な仕様になっているのかと思いきや、タイヤとカラーリング以外はフルノーマル。もちろんリニアトロニック(CVT)のトランスミッションとなっています。安比高原のゲレンデタクシーで使われていたのはアウトバック、フォレスター、XVというSUBARUのSUVラインナップ。いずれもフル加速でアイスバーンの上を飛び跳ねるように駆け上がっていくのですから、乗っているだけで刺激的。毎回、行列ができるというのも納得の貴重な体験となることは間違いありません。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる