「スカイアクティブ・テクノロジー」によりガソリン、ディーゼルエンジン車でも高い実用燃費を実現しているマツダ。昨年にはCX-3にガソリンエンジン車を追加した際に、JC08モード燃費よりも実用燃費に近い「WLTC」モードいち早く併記しています。
今回、米国環境保護庁(Environmental Protection Agency、以下EPA)が1月12日に公表した2016モデルイヤー車の「燃費トレンドレポート」において、マツダの企業平均燃費値が総合1位だったと発表しました。
マツダの総合1位獲得は5年連続となります。なお、企業平均燃費値とは、各社が1年間に販売したクルマの平均燃費。EPAの燃費トレンドレポートでは、EPAが定めた手法による各車種の燃費値をモデルイヤーごとに販売台数に応じて加重平均した値です。
EPAの「燃費トレンドレポート」は、当該モデルイヤーとして米国で発売された車種の燃費動向をまとめたもので、メーカー別に企業平均燃費実績値を集計した結果などが公表されているものです。マツダの2016モデルイヤー車総合の平均燃費は、29.6mpg(マイル/ガロン)で、前年比0.4mpgの改善となったそうです。
マツダはトヨタとEVで協業し、エンジン開発などで業界をリードしています。「EVシフト」というキーワードが一人歩きしている感のあるいま、将来的には、EVにシフトする時代が来るでしょう。それまでは内燃機関などの高効率化など、いまできることに注力することも欠かせません。
(塚田勝弘)