【デトロイトショー2018】ゼロ・エミッション化も視野に入れたレクサスのクロスオーバーフラッグシップ

2018年の北米国際自動車ショー(通称:デトロイトショー)が開幕しました。事前情報の通り、レクサスはクロスオーバーのコンセプトカー「Lexus LF-1 Limitless」を世界初公開しています。

これは、レクサス・ブランドにおけるフラッグシップ・クロスオーバーの姿であり、レクサスの次世代デザインを示しているコンセプトカーということです。

特徴的なのはクロスオーバーとしては十分以上のロングノーズです。また、日本発のブランドであることを意識して、鍛え抜かれた日本刀にインスピレーションを受けたという、熱く溶けた滑らかな金属を硬質で鋭利な形状に凝縮したような造形を表現している点はレクサスの未来を示します。

インテリアでは、シフト操作系をステアリングに集約するなどしてスイッチ類を極力減らしているのが特徴。ジェスチャーコントロールなども積極的に採用することで、レクサスのラグジュアリークロスオーバーにふさわしい未来的なコクピットを目指しています。

このコンセプトカーについては、明確なパワートレインは提示されていませんが、2025年頃までにはグローバルに展開するレクサスの全モデルに電動専用車、電動グレード設定車とすることは宣言済み。この「Lexus LF-1 Limitless」についても、ガソリンエンジンやハイブリッドに加えて、プラグインハイブリッド(PHV)、電気(EV)、燃料電池(FCV)といったゼロ・エミッションのパワートレーンを搭載することも想定した構造になっているということです。

●Lexus LF-1 Limitless 主要諸元
全長:5,014 mm
全幅:1,986 mm
全高:1,605 mm
ホイールベース:2,974 mm

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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