【クリッカーオブザイヤー2017】レクサス・LCに最高点をつけ、3番手をCX-5とした本音とは?

突然ですが、日本三大祭りといえば一般的に京都の「祇園祭」、実は年に4回おこなわれている「秋葉原電気まつり」(オノデン坊やは元気にしているかな?)、そしてスタンプを集めてお皿がもらえる「山崎春のパン祭り」ですよね(諸説あり)。

では世界の三大カー・オブ・ザ・イヤーといえば? そう、「WCOTY(ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー)」、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」、そしてこの「クリッカー・オブ・ザ・イヤー」のこと(ですよ、ね?)。

「クリッカー・オブ・ザ・イヤー」は、その年を代表するのにふさわしいと思うクルマに対して、各選考委員が持ち点を20点とし 「ノミネート車の中から1番と思うものに10点を。 2番以下は残りの10点を、最高で9点で5番までに配点」という、いまだかつて聞いたことがない独自の選考方法でイヤーカーが決定する。

そんな栄誉ある「クリッカー・オブ・ザ・イヤー」の選考において、居住性とかエコロジーとか安全性能とか、はたまたコストパフォーマンスとか、そんなこんな真面目なことを理由として理論整然と選ぶなんておこがましいにもほどがあるってもの。遊びがわからないやつに用はない。

「宝くじで億単位のお金が当たったらどれを買うか?」

ワタクシの選考理由はただそれだけ。まさに独断と偏見。そして他力本願。誰の影響も口添えもワイロも受け付けず、もちろん忖度(そんたく)だって効かない、足かせが外れた先走り気味のクルマ選びである。

まあ、宝くじは当たらなくても、ときどきやってくる「莫大な遺産を築いたが子供のいない老夫婦があなたに遺産を送りたいと言っています。人助けだと思って受け取ってください」的なメールみたいな感じで、もし思いもよらぬ財産を受け取ったらこれを買う!という決意表明と思っていただいても構わない。

だってそうでしょ? 本当に欲しいクルマっていうのは。

というわけでワタクシの推しは……

1位:レクサスLC 10点
2位:レンジローバー・ヴェラール 9点
3位:マツダCX-5 1点

では終了。どれでもいいので誰かください!

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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