アウディが2018年に自動運転「レベル3」のA8を発売予定。日本での発売は?

2017年は世界的に景気が良い中にあり、プレミアムブランドであるアウディの販売は世界的に好調だったそうです。

日本では、輸入車の販売は20年ぶりに30万台を超えました。

アウディジャパンでは販売台数では昨年をわずかに下回ったものの、お客さんの手元に届いていないオーダーベースでカウントすると過去3年で最高を記録し、前年比12% 増となっているそうです。

認定中古車についても好調で、新車と合わせると4年連続で4万台レベルを達成したとのこと。

その元となる2017年に導入した新型車は、A3、A5、Q5、Q2であり、特にSUVブームと手頃なサイズなプレミアムSUVであるQ2は、2700台を販売し、Q5は3ヶ月で1000台を売り上げているそうです。

アウディブランドの認知度では、デジタルマーケティングに意識注力し、Q2で餅をつく動画が190万回再生されているそうです。

2018年、本国ではいよいよ世界初の自動運転レベル3の製品としてA8がデビューの予定です。すでにドイツでは法整備が整い、あとは国際的な技術基準が整えられ、その技術認証がクリアとなればレベル3自動運転車としてデビューとなるそうです。デビュー時には時速60km以下の自動車専用道路に限って使用できるものとなりそうだ、とのこと。

日本では自動運転に対する法整備はまだ整っておらず、日本導入時にはこれまで通りレベル2として発売されます。20個以上のカメラやセンサーにより40個以上のアシスト機能を持っているので安全レベルは世界トップレベルでしょう。

日本からも販売店向けA8の商品トレーニングは、ドイツ本国へ135名がトレーニングプログラム参加し、自動運転体験などもしているそうです。日本へのA8導入は、2018年中頃に投入の予定です。

その他の新型車では、A7、A6セダン、A6バリアント、RS4が発売の予定。

また、アウディ初のフルEVモデルであるe-tronは本国で年内に販売を開始し、日本では、2020年までにe-tronとe-tronスポーツバックを販売の予定だそうです。e-tronは、500kmの航続距離、0-100km/h4秒台の加速性能を持っているとのことで、かなりのパフォーマンスが期待されます。

clicccar編集長 小林 和久

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小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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