満充電時の走行距離はJC08モード燃費で400km、実走行約300km程度です。この数値は人によって物足りない人もいることでしょう。自分が試乗していてこれなら!と感じたのは急速充電器を使用して、残バッテリー量が90%を超えると200km走行可能だということです。
これだけ走れば試乗会などが行われることが多い箱根や御殿場、河口湖エリアへ片道は確実に足ります。道の駅などに急速充電器は設置されていることが多いので、おみやげを買う間に帰路分を充電すれば…という計算もあります。
加えて自宅がマンションのため、充電器を設置できないわけですが、それを補えるほどの充電インフラが自宅周辺にあることがわかりましたので安心です。満充電にできれることに超したことはないですが、目的地まで必要なバッテリーがあれば、後は現地や途中で充電することもできます。
こういうEVの乗り方は邪道かもしれませんが、それくらい、所有してもいいなと魅力を感じました。確かに不満な点もあるにはありますが、1度所有しておくと話のネタにもなりますし。
とにかく2017年に登場したクルマの中から次期愛車候補の第1位は日産リーフです。
2番目の愛車候補は4コントロールによる鋭い回頭性に痺れたルノー・メガーヌなのですが、使用燃料がハイオクなので3点。それに代わって5点にしたのは軽自動車でACC(アダプティブクルーズコントロール)を全車に標準装備したホンダ・N-BOX。これは自宅の駐車場に入らないのですが、多くの人にオススメしたいクルマなので高得点としました。そして2点は多彩なパワートレインを設定したスズキ・スイフトとしました。
(萩原文博)
【関連記事】
【クリッカーオブザイヤー2017】時代の変わり目を象徴する「日産・リーフ」
https://clicccar.com/2018/01/04/544207/