レクサス・LS600hLをベースとした次世代の自動運転実験車は小さな子どもも検知可能【CES 2018】

「Platform 3.0」実験車は多数のセンサーを搭載し、現存する各メーカーの自動運転車両の中でも、最も認識能力の高い実験車の一つといえるクルマと胸を張っています。

米Luminar社製の200mの監視が可能なLIDAR(ライダー)システムにより、従来のTRI実験車では前方のみの認識が可能だったものを、この実験車では外周360度の認識が可能だそう。

具体的には、短距離LIDARを車両の下部の全周に配置(フロントフェンダーの両側、また前後バンパーの四隅に装着)され、これらのLIDAR(ライダー)により、小さな子どもや道路上の障害物など、低く小さい対象(物)を検知することができるとのこと。

「美しい外観を目指した」という点については、センサーやカメラ類をコンパクトにまとめ、外からは見えないようにされているそうです。

新たに耐候性・耐温性のあるルーフトップカバーが用意され、サンルーフの収納部分のスペースも使い、高さも最小にとどめられています。さらに、ボルト止めの装置を見えないようにし、これまで自動運転実験車につきものであった、回転型のLIDARもこのカバー内に収納可能な部品に置換。なお、「Platform 3.0」の本格的な製作は2018年春からとされています。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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