日本車として唯一、ル・マン24時間耐久レースを制したことのあるマツダ。こと日本においては、ユーザー参加型ワンメイクレースなどのサポートはしていますが、ワークス的な活動には積極的ではないようにも見えます。
しかし、マツダはモータースポーツを軽視しているわけではありません。
2017年ロサンゼルスモーターショー(LAオートショー)では、純レーシングカーによる耐久レースシリーズ「IMSA」の2018年体制を発表しています。
2017年シーズンよりIMSAに参戦しているマツダですが、2018年は組織を再編成、耐久レース史上最も成功をおさめているJoest Racing(ヨース・トレーシング)と提携することを発表しています。ヨーストといえば、ル・マン24 時間耐久レースで15 回の優勝、3 年連続優勝を3 回も経験している名門チーム。
そのノウハウを活かしたMazda Team Joest(マツダ・チーム・ヨースト)の走らせるニューマシンは、6 割以上のパーツをアップデートしたといいます。マツダとして『立つべき場所』、すなわちポディウム(表彰台)の一番高いところを目指して、2018年を駆け抜けるというわけです。
(文:山本晋也 写真提供:マツダ)