【SUPER GT2017】GT300初音ミク、2017チャンピオン決定。その瞬間、ピットでは?

片岡龍也選手がポールポジションからのスタートで一気に差を広げ、最少の周回数でピットインした初音ミク。そのとき、ライフの長いタイヤに履き替え谷口信輝選手に託しますが、ピットイン直前のタイムには及ばず全車ピットインを終わる頃には4位となってしまいます。

しかし、四輪全てを交換した初音ミクの谷口選手は、初音ミクの前を行くライバルが無交換や二輪交換などで広範に徐々にペースを落としていくことを見逃しません。

ラスト5周で前を走るVivaC 86 MCを下して3位に浮上!このままゴールできればチャンピオン決定。

その様子をピットのモニターで見ていた安藝代表と片岡選手は、思わずニヤリ。

そして、いよいよチェッカーの瞬間!

片岡選手はサインガードのフェンスから谷口選手を迎えます。フィニッシュラインを通過したのを確認すると、チャンピオン決定の瞬間です。

ピットから駆け寄ってきた安藝代表と固くハグする片山右京監督。

勝利の涙は、今シーズンを本気で戦ってきた証です。

かつての盟友、Studieの鈴木監督もすぐさま祝福に!

レースクイーン「レーシングミクサポーター2017」も号泣!

チェッカーの瞬間、ピットは安堵と祝福の空気に包まれていきます。

チーム発足10年目で3度のチャンピオンという偉業を成し遂げたグッドスマイルレーシング。片山右京監督曰く「世界一の寄せ集めチーム」とのことですが、その実力は3度のチャンピオンという実績に表れているのではないでしょうか。来年もシリーズを牽引するチームであることは間違いないと言えるでしょう。

(写真:松永和浩、高橋秀彰 文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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