「G’s(G Sports)」改め、新たにスポーツカーブランド「GR」を立ち上げたトヨタからヴィッツGRMN、86GR、アクアGR SPORT、プリウスα GR SPORTの4車種が発売されます。
価格は「ヴィッツGRMN」が4,000,000円。「86GR」が4,968,000円。「アクアGR SPORT」が2,332,800円(17インチパッケージは2,538,000円)。「プリウスα GR SPORT」の5人乗りが3,351,240円、7人乗りが3,556,440円。
注目の「ヴィッツGRMN」は150台限定販売で、全国の「GR Garage(GRガレージ)」、専用WEBサイトにて2018年4月9日より商談申込受付が開始されます。「86GR」は2017年12月18日、「アクアGR SPORT」は11月27日、「プリウスα GR SPORT」は12月1日から発売。
「ヴィッツGRMN」は、「GAZOO Racing Company」が手がけるトヨタのスポーツカーシリーズ「GR」の頂点に立つ限定モデルです。
「モータースポーツからの還元」をコンセプトに掲げ、ドイツ・ニュルブルクリンクでのテスト走行や、全日本ラリーに参戦しているヴィッツからの知見を盛り込んで開発されています。エンジンは、スーパーチャージャーを搭載した直列4気筒1.8Lで、パワーとアクセル操作に対するレスポンスを両立するとしています。
剛性の高い欧州製の3ドアが採用されているのも注目点。タワーバー(フロント)やブレースの追加により、さらに高剛性化が図られたボディと、様々な路面に対応できるよう専用チューニングされた「SACHS(ザックス)」製アブソーバー、トルセンLSDなどにより、サーキットから一般道まで意のままに操れる走りを実現したとしています。
また、オプションの専用T-ConnectナビゲーションとTOYOTA GAZOO Racing Recorder(アクセル開度やステアリング舵角など、走行データの記録や出力ができる装置)を同時に装着することで、サーキットでのラップタイム計測や走行データ分析などができる機能も用意されます。
ヴィッツGRMNは150台の限定販売で、全国のGRガレージ店頭、もしくは専用サイトにて、2018年4月9日~5月13日に商談申込の受付がされます。150台を超す申し込みがあった場合は、5月21日に抽選が行われます。
もう1台の注目モデルである「86GR」は、2016年2月に100台限定で販売された86GRMNをもとに開発。ブレースを追加して剛性が高められたほか、専用チューニングの「SACHS」製アブソーバー、86GRMNと同様にトルセンLSD、高性能ブレーキが搭載されます。さらに、専用メーターやレカロシートなどの採用により、上質かつスポーティな内装に仕上げられているそう。
気軽にスポーツドライビングを楽しめる「アクアGR SPORT」、「プリウスα GR SPORT」は、スポット溶接の打点追加(アクア)やブレースの追加(プリウスα、17インチパッケージのアクア)によりボディ剛性が強化されたほか、専用チューニングが施されたサスペンションを搭載し、ハイブリッドならではの低燃費に走る楽しさも付与したとしています。
(塚田勝弘)