【東京モーターショー2017】クルマのトレンドカラーで日本を占う!

10月27日から開催されている「東京モーターショー2017」も本日が最終日。

今回のモーターショーはアメリカや英国メーカーなど海外の自動車メーカーが出展を見送るなど、盛り上がりに欠けるのでは?という声がありました。事実、スーパーカーブランドをはじめ、さらに多くのメーカー&ブランドが出展していたら、ますます華やかだったことは間違いありませんが、今回のモーターショーはちゃんと見れば見ごたえ十分。「電気自動車」、「自動運転」、「AI(人工知能)」ばかりではありません。まだまだ内燃機関の車も多く、燃料電池車などもちゃんとバランスよく展示されています。

私が思うに、「つまらない」といっているメディアの方は、ちゃんと取材せず、モーターショーの魅力を見つけられなかったのではないかと思うのです。

ちなみに私が注目したのはボディカラーのトレンド。

コンセプトカーのホワイト人気は相変わらずですが、今回のモーターショーでは、オレンジやイエロー、そして深い色のシルバー系が目につきます。

ちなみにオレンジの展示車は、昔の「コンパーノ」をオマージュした「ダイハツ DNコンパ―ノ」の進化したオレンジ。

茶色がかったオレンジ「BMW Z4コンセプト」の「Energetic Orange Frozen」。

イエローとオレンジの中間色のような「DS7 クロスオーバー」の「ビサンチンゴールド」。

イエローは「スバル XVファンアドベンチャーコンセプト」の「メタリックイエロー」。

同じ黄色に見えて少し違う「スバル インプレッサフューチャースポーツコンセプト」の「イエローパール」。

グレーは「アウディ エレーヌ」の「ラックス&シルバー」。

「マツダ ヴィジョンクーペ」はマシングレーの進化版で名前はついていないとか。

カラーが持つ意味は、イエローは喜びや希望、オレンジは人とのつながりを感じたい色。一方、暗いシルバーとのコントラストの大きい配色は、希望を叶えるために乗り越えなければならないハードルが高い、という意味があるとか。まさに今、EVや自動運転、持続可能な社会に向けて自動車に課せられたハードルは高いという現代社会を表しているのかもしれません

吉田 由美