【東京モーターショー2017】UDトラックス・ブースは2年前のコンセプトカーが現実になった市販モデルが主役

モーターショーといえば、職業ドライバーでなければ普段は縁の薄い大型トラックを触れる数少ない機会。

大型トラック「クオン」で知られるUDトラックスは、第45回 東京モーターショーにおけるテーマを”Best truck for all drivers! − すべてのドライバーにとって、ベストなトラックを目指して。”としています。

その主役といえるのが、東京モーターショーに合わせて発表された新型「クオン・セミトレーラー」。11リッターの直列6気筒ディーゼルエンジンは、UDトラックスが先鞭をつけた尿素SCRシステムを採用することで460馬力、2200Nmというハイパフォーマンスを実現しながら、平成28年排出ガス規制に適合した環境性能も併せ持っています。

この新型「クオン」の顔をよく見ていると思い出すのは、2年前の東京モーターショーにUDトラックスが出展したコンセプトカー「クオン・フューエル・デモンストレーター」。まさにコンセプトカーを実現したというわけです。

そして、車両の持つ運転性能や燃費・環境性能だけでなく、オンラインサービスによる安全性、生産性、稼働率を高めることもUDトラックスの使命であると、登壇した村上吉弘 社長は語りました。

また、UDトラックスのブースでは、クオンのカットボディを利用したバーチャル試乗ムービーを作成するというサービスも実施中。オンラインで動画を楽しむことができるだけでなく、思い出としてダウンロードして保存したり、TwitterやFacebookで共有したりと、楽しめるユニークなサービスです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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