【東京モーターショー2017】今後のデザインと戦略を示す「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」

三菱自動車の目玉である「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」には、三菱自動車の今後のデザインを示すスタディモデルという側面と、三菱自動車の技術が盛り込まれています。

デザインは、三菱自動車のヘリテージを見直すとともに、そこに進化(EVOLUTION)を付加することで生み出されていますが、まずは「三菱らしさとは何か?」という原点に立ち返ることで、同社の今後のデザインを「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」に示したとしています。

三菱自動車のイメージをリサーチしたところ「まじめ」や「たくましい」、「信頼性が高い」、「壊れにくい」、「日本らしい」などの声が挙がりました(もちろん厳しい指摘もあったそうです)。

そこで、機能に基づく本物感や塊としての美しさ、シンプルで日本的な美しさを表現。もちろん、「プロテクション」+「パフォーマンス」=「ダイナミックシールド」というフロントマスクのテーマを踏襲しながらも、力強さだけでなくパフォーマンスやアジリティというという要素が持ち込まれているそう。

戦略面では、ルノー・日産アライアンスの規模を活かし、この「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」を含めて、これから5〜10年先くらいまではSUVが中心になるとしています。さらに、EV化も進むことはいずれにしても間違いないということから、同社では得意とするPHEVの技術を活かしながらEV化に対応するとしています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる