内装もボルボらしいスタイリッシュな仕上がりで、「DRIFTWOOD(流木)」を使ったパネルを採用するなど、細部にまでこだわりが表現されています。
また、2シーターとなるシートも大ぶりで、豪華そのもの。フロントシートの構造は兄貴分のXC90と同じだそうで、サイズが小さくなっても座り心地は同じ。むしろ、XC90だと取り回しや駐車場所に制約などからチョイスできず、積極的に新型ボルボXC60を選択することで、高い満足度が得られるという方もいそうです。
ほかにも、2020年以降、ボルボ車の新車が関わる死亡、重傷事故をゼロにするという安全思想「Safety Vision 2020」に基づき、ボルボ自慢の安全装備が網羅されています。
中でも新型XC60から採用される「ステアリングサポート機能」は、先行車両などへの衝突が自動ブレーキだけで防げないと判断すると、ドライバーが回避行動を取った時点で、ステアリング回避をサポートすべく内側のブレーキを作動させるもので、50〜100km/hの速度域で作動します。
さらに、対向車との衝突回避をサポートする「対向車線衝突回避支援機能(60-140km/h)」「後方車衝突回避支援機能(60-140km/h)」も新たに用意されています。いずれもステアリングアシストを付加することで危険回避を支援するもの。
新型ボルボXC60のサイズは、全長4690×全幅1900/1930×全高1660mm。エンジンは、T8の2.0Lターボ+スーパーチャージャー(318ps)+モーター(87ps)を筆頭に、「T6」が2.0Lターボ+スーパーチャージャー(320ps)、「D4」が2.0Lディーゼルターボ(190ps)、「T5」が2.0Lガソリンターボ(254ps)となっています。
グレードと価格は、「XC60 T8 Twin Engine AWD Inscription」が884万円、「XC60 T6 AWD R-Design」が724万円、「XC60 D4/T5 AWD Inscription」が679万円、「XC60 D4 AWD R-DESIGN」が649万円、「XC60 D4/T5 AWD Momentum」が599万円です。
(文/写真 塚田勝弘)