最終戦開幕!室屋、公式練習で幻の最速タイムを刻む!?【レッドブル・エアレース2017】

レッドブルエアレースの2017年第8戦(最終戦)インディアナポリス大会の公式練習が、観客のまだ居ないインディアナポリスモータースピードウェイの特設トラックで開催された。

天気は晴れ。気温は高いが湿度も高く、抜ける様な青空とまではいかない微風の中で正午過ぎと夕刻前にマスタークラスの練習時間が設けられた。

公式練習の1回目は、昨年この大会を制したマティアス・ドルダラー選手が1.04.173でトップ。

以下イワノフ、マクロードと続いた。他のチャンピオン候補の選手はソンカ:8位、室屋:9位、チャンブリス:13位と下位に沈んだ。

この時、室屋選手は序盤2周回に渡ってスモークが出ず、3周目にはこの日終日を通して唯一のパイロンヒットを喫した。

公式練習の2回目にはマット・ホール選手が1.04.055でトップ。

以下ソンカ、ドルダラーと続き、他はマクロード:7位、室屋:8位、チャンブリス:10位と終った。

実は室屋選手、この時にインコレクトレベルのペナルティーを受け、+2秒で1.05.913のタイムであったが、ノーペナルティ―で飛んでいれば、唯一の1.03秒台を記録していた可能性が高かった。

一方、こういう際には最速タイムを刻まないよう爪を隠し続けていた今シーズンだけに、心境の変化があったのかは定かではないが、チームスタッフや関係者以外との接触を避ける様にハンガーから外に出ていないのも印象的であった。

明日はいよいよ公式予選。室屋選手の心境についてはコメントが取れ次第、改めてお伝えしたい。

また、先週引退を発表し、今回が最後のレースとなるピーター・ポドルンシェク選手はP1:11位。P2:14(最下)位。ペナルティータイムを差し引いても1.08秒台とコースを攻略出来ていない様子。

ランキング上位選手のフライトを懸命にチェックする姿が印象的であった。

そして、10/14に最終戦3度目の公式練習と予選が行われる。各選手ともパイロンヒットぎりぎりの飛行をまだ見せていないだけに予選上位勢のタイムは1.03秒台に入るかと思われる。

(川崎BASE)