レースが順調に進むなか、21周目にフェルスタッペンがピットイン。ソフトタイヤに交換します。
その後、ハミルトンとリカルドもソフトタイヤに交換。上位勢ではボッタスがステイアウトし、暫定首位となりました。
すると、ここでボッタスがスピードを緩め後ろを走るハミルトンを先にいかせたではないですか! どうやらハミルトンは「ボッタスが前にいると本来のペースで走れない」とチームに訴え、ボッタスにチームオーダーが出されたようです。
更にボッタスは30周目までステイアウトしフェルスタッペンを押さえ、ハミルトンとフェルスタッペンの差を広げるというサポートに徹しました。
31周目、ボッタスがようやくタイヤ交換のためピットイン。この時点の上位勢の順位は首位ハミルトン、2番手フェルスタッペン、3番手リカルド、4番手ボッタスです。
ボッタスのチームプレーによってハミルトンとの差を広げられた2番手のフェルスタッペンも負けてはいられません。
残り3周、「右リアタイヤのバイブレーションが酷い」と訴えるハミルトンの1秒以内まで追いついたフェルスタッペンは、DRSを駆使しながらハミルトンにしかけていきます。この超接近戦は、息をするのを忘れてしまうほど大興奮でした!
最終ラップのセクター1で周回遅れのフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が間に入ったことが功を奏し、ハミルトンが見事優勝! 2位フェルスタッペン、3位リカルドとなりました。
また、最後の日本GPとなったマクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソが最後尾スタートから攻めの走りを見せ11位、ストフェル・バンドーンは14位完走でした。
ホンダにとって苦しい3年間となってしまいましたが、来シーズンはトロロッソ・ホンダとして日本のファンの前で素晴らしい結果が残ることを期待したいです。
表彰式では元F1ドライバー、そしてインディ500勝者の佐藤琢磨選手が登場! 流暢な英語で的確なインタビューをしている佐藤選手の姿は、同じ日本人として誇りに思いました。
また、インディ500勝者に送られるチャンピオンリングをはめていた佐藤選手に「このリング、とっても興味があるんだ。見せてよ!」とリングを借りて自身の指にはめたハミルトン。普段からアクセサリーをよくしているせいか、妙にお似合いでしたね。
今年も鈴鹿サーキットへ行きましたが、やっぱり現地観戦は最高! 来年、鈴鹿サーキット開催30回目を迎える日本GPが今から楽しみです!!
日本GPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。
順位/No./ドライバー/チーム
1/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
2/#33/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
3/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
4/#77/バルテリ・ボッタス/メルセデス
5/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
6/#31/エステバン・オコン/フォースインディア
7/#11/セルジオ・ペレス/フォースインディア
8/#20/ケビン・マグヌッセン/ハース
9/#8/ロマン・グロージャン/ハース
10/#19/フェリペ・マッサ/ウィリアムズ
(yuri)