新型カムリの特徴は、「TNGA」による低重心パッケージです。運転席に乗り込むと、近年のFFセダンの着座位置が高めに設定されていたこともあり、お尻と目線が低くなった印象を受けます。
またお尻の位置が低いと足も前に伸ばようになり、自然とスポーティな姿勢になります。この姿勢でいると、バブル以前に流行った背低4ドア車の着座位置と似ているようで、懐かしく思い出されるから不思議。新型カムリは21世紀の最新パッケージではありますが、まるで当時のトレンドが20数年を経て再び戻ってきたようです。
有機的な形をしたセンターパネルが一際目立つインパネは、大胆な曲線で仕切った斬新な造形が魅力。特に純正ナビを装着した仕様は、ブラック調デザインの専用センターパネルが一層洗練された上質感を醸し出しています。