【東京モーターショー2017】トヨタ最大の目玉は「クラウン・コンセプト」!!

日本を代表するセダンといえばその歴史から言ってもクラウンは外せません。トヨタ・ブースの目玉は初披露される「CROWN Concept」。写真を見る限り、現行アスリートよりもかなりスポーティかつアグレッシブなデザインが与えられているようです。

「走行性能の追求」と「コネクティッド技術の進化」を掲げて開発したそうで、1955年の誕生以来クラウンが積み重ねてきた伝統に加えて、将来のモビリティ社会においてクラウンに求められる革新性を融合することで、次世代のクラウンを提案するとしています。

走りは、将来のモビリティ社会においてもクルマを操る楽しさを提案するため、「TNGA」に基づきプラットフォームを一新。「クラウン・コンセプト」のボディサイズは全長4910×全幅1800×全高1455mmです。

クルマをゼロから開発し、ドイツのニュルブルクリンクでの走行テストを実施するなど、意のままに操れるハンドリング性能に加え、低速域から高速域かつスムーズな路面から荒れた路面など、あらゆる状況において目線のぶれない圧倒的な走行安定性を実現したとしています。

もうひとつの「コネクティビティ」は、車載通信機をラインアップ車に搭載し、普及していくことで取得できるビッグデータを活用。また、「CROWN Concept」の市販モデルにも車載通信機を全車標準装備し、展開を図るとしています。

安全面では、自動ブレーキに代表されるクルマ自体の先進技術だけではなく、信号情報やクルマ同士とつながる「ITS Connect」を普及させるなどの「“つながる」技術の早期発展に貢献するとしています。

さらに、先述したビッグデータでは、 モビリティサービスプラットフォームを活用することで、交通渋滞の情報検出による渋滞削減を図るなど、社会問題の解決に貢献すると表明。また、車載通信機を介して取得した車両情報をもとに車両を遠隔で診断し、故障や整備の必要性を予知。コールセンターを活用した迅速かつ適切なサポートを実施するそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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