1967年製「トヨタ2000GT」の豪快なDOHCサウンドが轟いた!【動画】

9月24日(日)に秋晴れの東京お台場MEGA WEBで開催された生誕50周年を祝う一大イベント「トヨタ2000GT 生誕50周年祭」。トヨタ2000GTオーナーズクラブ実行委員会協力による同イベントでは、クラブの会員らが深い愛情を注ぐ愛車達が一堂に集合しました。

イベントの目玉は会場の試乗コースを使った試乗会。1967年に誕生以来、良好なコンディションを維持している「トヨタ2000GT」に同乗できるとあって、会場には早朝から多くのファンが訪れていました。

同車オーナーの挨拶のあと、早速次々と2000GTが会場に豪快なサウンドを轟かせ、試乗コースを周回し始めます。そして筆者もいよいよ往年の名車の助手席に乗り込み、未だに衰えない性能を初体験させて頂きました。

今回はその様子を動画にまとめましたのでお楽しみ下さい。

必要最小限のスペースに抑えられたキャビン内には多眼式計器がズラリと並ぶなど、木彫の豪華なインパネ廻りと相まって上質感が漂っており、程良い固さの足廻りもコーナーでよく踏ん張ってくれます。

0-400m加速15.9秒、最高速度220km/hとされる同車のポテンシャルは今回の試乗会でも十二分に体感できるとともに、軽量な車体(1,120kg)による圧倒的な加速性能の良さや保存状態の良さに感心することしきり。

ソレックスキャブを3連装した2.0L DOHCエンジン(150ps/18.0kg·m)が発する勇ましいエンジンサウンドが身震いするほどの感動を与えてくれるとともに、当時のエンジンの美しさを維持しているオーナーの情熱に尊敬の念を抱いた次第です。

11月4日(土)には、愛知県長久手市にあるトヨタ博物館に場所を移して「トヨタ2000GT 生誕50周年祭」が9時30分~15時00分で予定されており、20台のトヨタ2000GTが参加するとともに、同車6台を使った同乗試乗会が行なわれるそうなので、興味の有る読者はぜひ会場に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

MEGA WEB
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トヨタ博物館
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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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