【シーテックジャパン2017】ホンダが家庭で使える電源システムとスマート水素ステーションを出展

もう1つの目玉である「スマート水素ステーション(SHS)70MPaコンセプト」は、文字どおりFCV(燃料電池車)に供給する高圧水素を製造・貯蔵・充填する装置。

高圧水電解型水素製造ステーションとしては、世界初となる製造圧力82MPa(メガパスカル)を実現し、充填圧力70MPaの商品化を見据えたコンセプトモデル。同社独自技術の高圧水電解システムの「Power Creator」により、コンプレッサーを使用しないコンパクトなサイズを実現したそう。これにより、再生可能エネルギーなどの電気で水を電気分解し、水素が製造できるとしています。

欧州や中国を中心に、世界的な「EVシフト」が話題になっていますが、トヨタ、ホンダの日本勢はFCVをどうやって普及させるのか。水素ステーションというインフラ整備も含めて課題はありますが、技術の進化は一歩ずつ進んでいるようです。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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