もう1つの目玉である「スマート水素ステーション(SHS)70MPaコンセプト」は、文字どおりFCV(燃料電池車)に供給する高圧水素を製造・貯蔵・充填する装置。
高圧水電解型水素製造ステーションとしては、世界初となる製造圧力82MPa(メガパスカル)を実現し、充填圧力70MPaの商品化を見据えたコンセプトモデル。同社独自技術の高圧水電解システムの「Power Creator」により、コンプレッサーを使用しないコンパクトなサイズを実現したそう。これにより、再生可能エネルギーなどの電気で水を電気分解し、水素が製造できるとしています。
欧州や中国を中心に、世界的な「EVシフト」が話題になっていますが、トヨタ、ホンダの日本勢はFCVをどうやって普及させるのか。水素ステーションというインフラ整備も含めて課題はありますが、技術の進化は一歩ずつ進んでいるようです。
(塚田勝弘)