攻めの変革、新型カムリは新たな「スポーティ上級HVセダン」を提案!

ボディは4ドアセダン一本で、クラウン級のサイズまで拡大。新世代アーキテクチャー「TNGA」に全面的に切り替え、低重心プラットフォームと新開発HVシステムで構築。最近のFFセダンではすっかりご無沙汰していた?着座位置の低いドライビングポジションも採用して、持ち前のエコに加え、上質でスポーティな走りを見事に実現しています。

スタイルは、長いボンネットに低く伸びやかなキャビンで構成しており、80年代を知る世代としては、スポーティセダンが帰ってきたという印象。フロントマスクには、横基調のアグレッシブなグリルを採用。また全幅1800mmを超える幅広なシルエットが、スポーティ感を一層強調しています。

新開発HVシステムは、熱効率41%を実現した2.5L直4エンジンに、高回転モーターと6速シーケンシャルシフトマチック付き電気式無段変速機、更にリチウムバッテリーを組合わせて構成。システム最高出力は211psと先代とほぼ同等ながら、低速での押し出し感や加速の伸びは大きく向上。また1.8トンを超える大柄なボディながら、JC08モード燃費は28.4〜33.4km/lをマークしています。

3つのグレードの価格は、廉価版のXが約330万、中間グレードGが約350万、最上級Gレザーパッケージが約420万円で、安全装備のトヨタセーフティセンスPは全車標準装備。

売れ筋はシルバーの金属調グリルで存在感が増すGシリーズで、Gは17インチアルミと本革ステアリング、上質な内装パネルを装備していますが、カーナビはオプションです。最上級のGレザーパッケージは、インパネ一体式専用8インチカーナビと18インチアルミ、レザーシートが標準の贅沢装備となっています。

(星崎 俊浩)

【関連リンク】

第556弾新型カムリのすべて(より深く知りたい方はこちらがオススメ)
http://3a.as-books.jp/books/info.php?no=NMS20170805