【新車】13年ぶりに日本で販売開始、世界の名車「トヨタ・ハイラックス」の気になる価格は?

トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」がついに日本に帰ってきました。2004年以来、国内ではラインナップから消えていたハイラックスですが、トヨタ・モーター・タイランドで生産される8代目ハイラックスの日本導入が正式に発表されました。

グローバルには、様々なバリエーションを持つハイラックスですが、日本仕様として選ばれたのは5人乗りのダブルキャブ(前後にドアを持つタイプ)で、エンジンは2.4リッターディーゼル、トランスミッションは6速ATとなっています。

駆動方式はパートタイム4WD。舗装路ではFRとして走り、悪路になると直結4WDとして走破性をアップ。さらに厳しい道では副変速機によりローギアードとすることで駆動力を稼ぐという伝統的でタフな駆動系を採用しています。加えて、上級グレード「Z」にはリアデフロック機構も備え、片輪が浮いている状態でもしっかりとクルマを前に進めます。

今回、人工的なモーグルなどのセクションにより、そうした実力の片りんを感じることができました。

偶然ですが、雨により滑りやすくなった丸太に片輪を載せ、最大で30度も傾いた状態でも停止状態から難なく動き出すことができます。とくに駆動モードをL4(ローギアード4WD)にしておけば2.4リッターディーゼルのトルクを活かして、クリープだけでも力強さを感じるほど。クロスオーバースタイルのSUVにはない「本物の四駆感」をまざまざと見せつけられた思いです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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