2017年9月現在、リーフの中古車は約660台流通しています。1カ月前は700台を超えていましたので、流通台数は減少しています。中古車の平均価格は1カ月前の127万円に対して、132万円と値上がり傾向を示しています。
中古車の平均走行距離は1万5000kmで1カ月の間横這いで推移していますので、低価格の中古車が市場からなくなり、値上がり傾向となっているという予測ができます。
次に年式による流通台数の分布を見てみましょう。
一般的なクルマの場合、フルモデルチェンジ直後が最も売れるので初モデルの流通台数が多く、モデル末期になるほど少なくなります。リーフは満充電時の航続走行距離が200kmだった初期モデルは164台。228kmに航続走行距離が延びた中期モデルが172台。そして2015年の2度目のマイナーチェンジ以降の後期型が325台とリーフはクルマの熟成が進むに連れて中古車の流通台数が増えるという従来のクルマと異なっています。
これはEVという新しい商品に対して、登場から時間が経つほどユーザーの関心が高まったこと。そして、フルモデルチェンジ前に高年式の初代リーフが中古車市場に大量に流入したことなどが考えられます。現在のリーフの中古車の価格帯は33.4万円〜305.7万円で、100万円以下の物件は251台もあります。
そこで中古車の登録年式と走行距離を調べてみると初代リーフの中古車は2016年式の走行距離1万〜2万kmという物件が最も多く、続いて同じ2016年式の7000〜1万km。そして2015年式の走行距離1万〜2万kmという順番になっています。