前夜祭の後半に登場したのはジェンソン・バトン選手、小林可夢偉選手、中嶋一貴選手。
トークショーでは鈴鹿サーキットでの思い出やGT500マシンについて話してくれたのですが、中嶋選手がバトン選手に「来年SUPER GTフル参戦で出るの?」と会場にいる全員が聞きたかった質問をしてくれました(中嶋選手も一番聞きたかったことだったそうです)。
「来年?可能性はあるかもね」とバトン選手が返事をしていると、「ちょっと聞いてくださいよ!」といきなり立ち上がる小林選手。
「僕はGT出たいって言ったら2年かかったんですよ。ジェンソンを見て下さいよ。出たいって言ったらいきなりですよ!ワールドチャンピオンになると全然違うんやなって思いました」
と愚痴をこぼし、会場は大盛り上がり。笑いの絶えない楽しいトークショーとなりました。かつてF1で戦った仲間と久しぶりに再会したバトン選手は、終始笑顔でとても嬉しそう。F1ファンにとって夢のような時間だったのではないでしょうか。
トークショーの最中にヒソヒソ話を始めたバトン選手と小林選手。どうやら決勝レースのお互いの戦略を探り合っていたようです。それにしてもこの2人、話がとまりません。「はい、そこ!お話し聞きましょうねー」とツッコミたくなるくらいでした(笑)。
そして千代勝正選手も登場し、いよいよマシンのデモ走行がスタート! GT-R NISMO GT3は千代選手、日本初走行となるNSX GT3はバトン選手がドライブしました。
暗闇の鈴鹿サーキットを2台のマシンが駆け抜けて行く姿はなんとも幻想的で、鈴鹿10時間耐久を更に楽しみにさせてくれました。
デモ走行中には、前を走る千代選手をバトン選手がオーバーテイクしていく場面も! 千代選手は「最後は並走しようね、と約束していたのですが、思ったよりNSXのストレートスピードが速くでびっくりしました」と驚きを隠せない様子でした。
一方、バトン選手は
「初めて夜のサーキットを走るということで少しドキドキしていましたが、凄く良い経験でした。素晴らしいクルマで、この2台は来年凄い活躍をするのではないかなと思います。楽しみにしています」
と興奮冷めやらぬ様子で、NSX GT3の感想を話してくれました。
鈴鹿1000kmの歴史を創り上げてきたマシンと、新たな歴史を刻んでいくマシン。その両方を見ることができ、感慨深い気持になりました。来年からスタートする鈴鹿10時間耐久がどのようなレースになっていくのか、今から楽しみです!
(yuri)
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