世界初となるドリフトのFIA公認世界大会・FIA Intercontinental Drifting CUPの概要が発表

 

また注目の出場選手も発表され、15カ国から計26選手が参戦します。日本からは川畑真人選手、藤野秀之選手、齋藤太吾選手、横井昌志選手が参戦。

 

発表会には川畑真人選手と参戦マシンである日産GT-Rも参加。実は川畑選手はこのGT-Rとともに前日の20日にD1グランプリ第6戦エビスを戦ってからの発表会参加。

発表会後半にはゲストを招いてのトークショーも行われ、その中でドリフト競技の第一人者である土屋圭市さんは「30年前は「ローリング族」とか「暴走族」とか言われてニュースなどで(悪い方に)取り上げられていましたが、そこから2000年にサンプロスと一緒に「彼らを日の当たる場所に出そう」「モータースポーツとして認めてもらおう」とJAFに働きかけて2002年からD1GPを始めて、そこから17年かかってFIAにも認めてもらった。もうこれ以上の幸せはありません」とコメント。

またゲストとして参加した日産自動車商品企画部チーフプロダクトスペシャリストの田村宏志さんは「日産は過去にはこのジャンル最大のシェアを誇っていたので大いに期待しています」とコメント。

将来的には世界選手権も目指すという「FIA Intercontinental Drifting Cup」。その記念すべき第1回は9月30日から10月1日、東京のお台場特設会場。どんな戦いが繰り広げられるのか、今から楽しみでなりません。

[開催概要]

名称:FIA Intercontinental Drifting Cup(FIAインターコンチネンタルドリフティングカップ)
開催日時:9月30日〜10月1日
開催場所:東京都・台場特設コース
実施内容:FIA(国際自動車連盟)が新たに承認したモータースポーツ「ドリフト競技」の初めての世界大会
公認:FIA、JAF
主催:株式会社サンプロス、FISCO Club

(写真・文:松永和浩)

【関連リンク】

FIA Intercontinental Drifting Cup 2017
http://fiadriftingcup.com/2017/

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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