マツダが2019年に性能/燃費を大幅向上させた次世代エンジン車を発売へ!

軽油とは異なり、圧縮するだけでは全領域で完全に着火しにくい希薄ガソリンを、スパークプラグでまず小規模に爆発させて「圧縮着火」を誘発。「火花点火」と「圧縮着火」をシームレスに切り替える制御の実現により、素早く燃焼させ、NOxの発生を抑制しているそうです。

また圧縮着火領域の拡大を目的に、シリンダー内により多くの空気を送り込むため、高応答型の「エア供給器」を新たに設けている点も注目されます。

これらの工夫により、従来のガソリンエンジンの半分のガソリン量で燃焼が可能となり、熱効率が向上することで燃費が向上するのに加え、「SKYACTIV-G」比で全域10%以上、最大30%に及ぶ大幅なトルク向上をレギュラーガソリンで実現しているようです。

ちなみに、「HV」や「PHV」「FCV」を主要技術とするトヨタを含め、他社への供給は予定していないそうで、EVなど電動車についても平行して2019年に導入する計画とか。

マツダでは今秋開催の東京モーターショー17に「SKYACTIV-X」の出展を予定しているそうで、今後どのモデルを皮切りに搭載するのかについても大いに注目されます。

Avanti Yasunori・画像:MAZDA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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