マイナーチェンジで迫力フェイスになったダイハツ・ムーヴカスタムをお台場でドライブ

ダイハツの軽ハイトワゴン「ムーヴ」がマイナーチェンジを果たしました。

注目点は、プリクラッシュセーフティシステムを最新型の「スマートアシストIII」へと進化させたこと。ステレオカメラを用いる「スマートアシストIII」は、車両だけでなく歩行者も検知して衝突回避支援ブレーキを作動させるもの。カバーする速度域も対車両で約4〜80km/h、対歩行者で約4〜50km/hと幅広くなっています。

車線逸脱警報も備え、うっかりミスをカバーしてくれるのも見逃せません。ACC(追従クルーズコントロール)こそ付きませんが、軽自動車のドライビングアシストとしてはトップクラスの内容となっています。

それだけではありません。新しいムーヴカスタムはフロントマスクを大きくグレードアップしています。

ひと目で、新意匠のメッキフロントグリル&フロントバンパーとなっていることが確認できますが、さらにヘッドライトは多灯薄型LEDタイプとなり、先進的なイメージを強く感じさせます。

また、リヤコンビネーションランプは、スモーククリアのインナーレンズタイプとなり、ブレーキランプはLEDとなりました。最上級グレードとなるムーヴ カスタム RS“ハイパーSAIII”には、新意匠のフロントLEDイルミネーションランプを設定しています。

そのカスタム RS“ハイパーSAIII”が標準装備する15インチアルミホイールも新意匠。ダイナミックな造形は、ターボエンジンらしいパワフルな走りを期待させます。

公式発表ではパワートレイン系の変更は謳われていないムーヴカスタム、その走りはどのようなものなのでしょう。夏休みの家族連れで盛り上がるお台場エリアで試乗してみました。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる