燃費より安全重視の時代だから、SUBARUレヴォーグとWRX S4が売れている!

先行予約におけるレヴォーグの内訳を見ると、1.6リッター車が3700台、2.0リッター車が1534台。いずれも最上級グレードとなるSTI Sportが一番人気で、全体では46%を占めているということです。WRX S4においてもビルシュタイン・サスペンションを装備するグレードが人気(75.1%)となっているように、上級指向の強いユーザーに選ばれているといえそう。

さらに、リヤビークルディテクション(斜め後方の死角をミリ波レーダーでカバーする機能)やサイドビューモニター、フロントビューモニターなどで構成される運転支援システム「アイサイトセイフティプラス」の装着率は、レヴォーグが96.4%、WRX S4が92.5%と高くなっています。それぞれステレオカメラによって前方を検知するプリクラッシュセーフティシステム「アイサイト」を標準装備としているのがセールスポイントですが、だからこそレヴォーグやWRX S4を選ぶよなユーザーの意識は先進安全装備の充実にあると見ることができます。

なお、人気色はどちらのモデルもクリスタルホワイト・パール。スバルのスポーツイメージを象徴するWRブルーはそれほどでもないのもユーザー層の変化を感じさせます。

(写真:SUBARU/文:山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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