先進機能でドライブが快適に。250万円~300万円で買えるおすすめ最新車種【2017年版】

自動車を取り巻くテクノロジーの中でも、とりわけ進化の勢いがあるのが安全装備です。

これまではドライバーの注意力だけが頼りでしたが、現在はカメラやレーダーを駆使して周囲の状況を把握し、クルマの側でも事故などを極力防ごうとしています。

一見、これらは「守り」の装備ですが、実は250万円を上回ると一転して「攻め」の装備に変わるのです。前走車との車間や走行車線を認識して追従する機能は、その最たる例。そんな最新技術を搭載したオススメのモデルをご紹介いたします。

■スバル・レヴォーグ

普段使いで便利なクルマというと、真っ先にミニバンやSUVが思い浮かびますが、ステーションワゴンも忘れてはいけない存在であります。なかでも「レヴォーグ」は要注目。

当初は日本専売として開発されたこともあり、ボディサイズは日本の交通環境で困らない大きさへ収められました。その上で空間効率を追求し、9インチのゴルフバッグを横に寝かせて積めるほどの荷室を実現させました。また、直近のマイナーチェンジで、後席を4対2対4に分割して倒せる機構が備わったことで、荷室の活用法の幅が拡大。

そんなレヴォーグのもう一つのウリが安全性。最も安価なグレード「1.6GT EyeSight(282万9600円)」にも安全システム「EyeSight」を標準で装備し、前走車や車線さらに歩行者も検知して安全運転へ貢献します。なお、マイナーチェンジで新たにツーリングアシストを搭載。高速道路で走行中に加減速及び操舵をアシストし、ドライバーの疲労を軽減させます。

■スバル・XV

同じくスバルで注目なのがコンパクトSUVの「XV」です。現行型では「インプレッサ」で新採用されたプラットフォームが使われており、クルマの基本性能が大幅に向上。また、安全システムの「EyeSight」のほか、歩行者用エアバッグも全車に標準装備されています。

そんな「XV」の魅力といえば、やはり悪路走破性。新型の開発にあたってユーザーの使用状況を徹底的に研究した結果、アウトドアレジャーでの活用が目立っていることが分かったと言います。それを踏まえて、新型ではスイッチを押すだけで気兼ねなく悪路を走れるように「X-MODE」の制御を見直したとのこと。

ラインナップは1.6L水平対向エンジンを搭載するモデルが213万8400円〜。ただし、先述したX-MODEに加えて、154ps/20.0kgmへ増強したエンジンやLEDヘッドランプ、レザーシートを備える最上級グレード「2.0i-S EyeSight」でも267万8400円。

■日産・エクストレイル

最近流行のSUVですが、なかにはスタイル重視で岩場などをガンガン突き進むとなると心許ない部分があるモデルも少なくありません。しかし、この「エクストレイル」はスタイル良し、悪路走破性も良しの一台です。

先代モデルは角張ったボディでしたが、現行モデルは曲面を用いた都会的なスタイルとし、また直近の改良では日産車でお馴染みのVモーショングリルが与えられ、より精悍なルックスとなっています。

そういった見た目の変化の一方で、防水加工のシートや、各種センサーが走行状況を判断して前後に適切なトルクを分配して悪路を走る「インテリジェント4×4」は健在。マイナーチェンジでミニバンの「セレナ」に搭載されたことが話題となった先進安全技術「プロパイロット」がオプション(14万400円)で装着可能です。

(今 総一郎)