日本ではセダンの注目度が年々下がっているいま、デザインの好き嫌いは千差万別なのは当然として、新型トヨタ・カムリの注目度は高いようです。
「フルTNGA」、「A25A-FXS」型の2.5L「ダイナミックフォースエンジン」を搭載した第4世代の「THSⅡ」などをはじめ、多彩な新技術が満載されているのも注目の的である理由かもしれません。
新型カムリを走らせるとまず驚くのは乗り心地の良さ。重いバッテリーを積む重心の低さを感じさせながらも低速域での微振動、フルバンプに近いような大きな凹凸を乗り越えた際でも衝撃が素早く減衰されるような乗り心地になっています。
ハッチバックのプリウスと比べるとボディの剛性感が高いこともあって、振動の抑制や静粛性も高く、NVH性能は高級セダンそのものというレベルにまで引き上げられています。