トヨタ自動車(以下トヨタ)が2015年12月に、クルマづくりの構造改革「TNGA」(Toyota New Global Architecture)の第1弾として投入した4代目「プリウス」ですが、昨年後半から今年前半にかけてその販売状況に早くも陰りが見え始めています。
一方、新車市場では日産自動車(以下日産)が昨年11月に、発電専用の1.2Lエンジンで発電、駆動用バッテリーに蓄電することで、充電を気にせずに静かなモーター走行を可能にした「日産ノート」を投入。
ピュアEV並みの俊敏な加速性能や静粛性が受けて、国内市場で急速に販売台数を伸ばしており、発売直後から国内新車販売ランキングで首位に躍り出るなど、プリウスを脅かすまでの存在になっています。