米国の「おもてなし」キャデラックのミッドサイズSUV「XT5クロスオーバー」は10月28日に発売開始

2015年秋に世界初公開されたキャデラックのミッドサイズSUV「XT5クロスオーバー」が、ついに日本上陸です。2017年7月13日、東京・六本木にてキャデラックXT5クロスオーバーの発表会が開催されました。

ゼネラルモーターズ・ジャパンの若松 格 社長やグローバルキャデラックCMOのウヴァ・エリングハウス氏がプレゼンテーションを行なった発表会では、「XT5」という名前が新世代キャデラックのSUVを示していること、また先行して発売されている地域ではキャデラックブランド全体の販売台数において4割を占めるほどの人気モデルになっていることが紹介されたのです。

「日本においては台数を追うことなく、キャデラックだけの質の高いクルマを市場に提供することで、特別な体験を味わっていただきたい」と若松社長が言うように、まさにキャデラックならではのスタイリングと、いかにもアメリカンSUVらしい3.6リッターV6”自然吸気”エンジンの組み合わせはキャデラックというブランドに期待するマインドを満たしてくれるというわけです。

そのV6エンジンは気筒休止システムを備え、また変速比幅7.8の8速ATと組み合わせることで優れた燃費性能も予感させるもの。ボディについてもゼネラルモーターズの最新テクノロジー(高張力鋼板、レーザー溶接、構造用接着剤)により従来モデルであるキャデラックSRXに対して90kgもの軽量化を実現しています。結果として10%の燃費性能向上を果たしているということです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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