スズキ・スイフトにモーター内蔵の5速ATを使った超軽量の本格ハイブリッド仕様が登場

スズキ・スイフトにハイブリッドモデルが追加されました。

ISG(スタータージェネレーター)と小型リチウムイオン電池を使った「マイルドハイブリッド」を軽自動車から登録車まで幅広く搭載しているスズキ。

2016年12月に登場したコンパクトハッチバックのスイフトにもマイルドハイブリッド搭載グレードはありますが、今回追加されたハイブリッドは、60km/h以下においてEV走行も可能なタイプ。同社のソリオと同様の、5速AGS(オートギヤシフト)にモーターを内蔵したメカニズムとなっています。

気になる燃費性能(JC08モード)は、32.0km/L。マイルドハイブリッドのグレードは27.4km/Lですから、より環境性能に優れたハイブリッドといえます。さらにCVTと組み合わせるマイルドハイブリッドに対して、MTをベースとした5速AGSを使っているためダイレクトな乗り味となっています。

しかも、クラッチ切り離し時間を短くする制御を盛り込んだほか、パドルシフトも装備(SLグレード)することで、キビキビとした加速感を実現しているといいます。

こうした走りにはハイブリッドながら940~960kgと軽量に仕上がっていることも大いにプラスになっているはずです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる