スバル・レヴォーグが大幅改良。スマートリヤビューミラーなど安全性能をアップ

インテリアでの注目点は、各部のディスプレイです。

まず、スバルとして初めてリヤカメラの映像をルームミラーに映し出す「スマートリヤビューミラー」が採用されます。ラゲッジルームに荷物を満載することもあるステーションワゴンとしては、こうして後方視界を確保することは安全につながります。

また、フロントの死角をカバーする「フロントビューモニター」も備わります。その映像が映し出されるマルチファンクションディスプレイを5.9インチにサイズアップしているのも注目です。

さらに、ディーラーオプションのビルトインナビも8インチ画面へと拡大することで、キャビンの先進性を演出すると同時に、利便性も高めています。

細かい部分では後席を4:2:4分割タイプとすることで長尺物+4名乗車といった使い方もできるようになりました。

エンジンは従来通り、1.6リッターと2.0リッターの直噴ターボ。トランスミッションはCVTを組み合わせた四輪駆動なのも同様です。走りについては、サスペンションの改良(STI Sportを除く)、電動パワーステアリングの改良(部品をアップデート)、高μブレーキパッド(1.6GTを除く)、1.6リッターターボの制御最適化など細かい進化を遂げています。

ボディカラーは新色「ストームグレー・メタリック」を追加。メーカー希望小売価格は282万9600円~405万円(消費税込)となっています。

(写真:SUBARU 文:山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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