MotoBeでは今まで何度かバイク漫画をご紹介してきました。これまでは何巻か続くストーリーでしたが、今回はさらにサラサラ読める短編集「モーターサイクルメモリーズ」をご紹介します。
バイクって乗って楽しい乗り物なんですが、この漫画ではそれ以上の味、青春、泥臭さが鮮明に描かれています。
読んでいると「あぁ…そういえば高校生の時こんなのあったな…」とか、面白いと同時に懐かしさも込み上げてくるんです。
この漫画の作者「せきはん」先生の漫画は、毎回ちょっとマニアックなバイクやネタが出てくるんですが、もちろん今回もそれは健在。
出てくるバイクもちょっと古いバイクからゴリゴリのカスタムマシンまで、マニアックなんだけど入り込みやすい書き方がされています。
ドラックレースの話があるんですが、まさかのふんどしでバイクドラッグ! 笑っちゃうけどなぜかかっこいいかもしれない…と思ってしまうスタイルがあったり。
一筋縄では頷かせず、一番いい所でオチをつけてくるあたりがバイク好きじゃない人たちも魅了しているところなんだと思います。
いつもバイクで走っているときは気にもしない存在。だけど家についてヘルメットを脱ぐと思い出すアイツ…。
そう、虫の話があるんです。個人的にこの話が凄く引き込まれて「あの虫もこんなこと思ってたのかなぁ」と考えてしまいました。