販売サイズは1サイズのみ。商用車用スタッドレスタイヤ「MICHELIN AGILIS X-ICE」が新発売

「AGILIS(アジリス) X-ICE」は、耐久性と経済性に優れたバン・ライトトラック用サマータイヤ「MICHELIN AGILIS(ミシュラン アジリス)」に、新たにラインナップされたスタッドレスタイヤ。ドライ路面はもちろん、凍結路面や降雪時などの多様な路面状況に対する安全性能を確保。高速安定性と乗り心地を高い次元で実現しているのが特徴とのことです。

技術面では、高いロングライフ性で定評のある「AGILIS(アジリス)」のカーカスが使用されているほか、高い氷上グリップが得られる「X-ICE」シリーズのトレッドパターンが採用されているのがトピックス。

具体的には、「X-ICE」シリーズの「Vシェイプデザイン」を採用し、溝の角度を最適化。氷上性能を犠牲にすることなく、雪上性能との両立が図られています。

また、「マックスタッチ」と呼ばれる設計を採用。広い接地面を確保しながら接地面圧が路面に均等にかかるように設計されていて、タイヤ全体のブロックがしっかりと氷をとらえ路面に密着するため高いアイスグリップ性能、アイストラクション性能を発揮。さらに、ブロックが均等の圧力で接地することで偏摩耗を抑制し、初期性能が長期にわたり持続するとのこと。

ミシュランは、35年にわたり日本の気候条件を研究し、日本で初めてスタッドレスタイヤを発売するなど、日本で開発を続けています。「AGILIS X-ICE」にもこうした技術が投入されていて、商用車に求められる耐久性を犠牲にせずに氷上でのブレーキング性能、雪上での走破性を両立したとしています。

従来品が存在しないため、比較での性能評価はできないそうですが、ユーザーニーズに応えられる自信作としています。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる