6月6日(火)、7日(水)の2日間、「SUPER GT タイヤメーカーテスト」が鈴鹿サーキットで行われました。
そもそも「タイヤメーカーテスト」とは何ぞや? と思っていた私。この疑問を解くべく日本ミシュランタイヤ株式会社モータースポーツマネージャー小田島広明さんにお話を伺ってきましたよ!
SUPER GTでは4社(ミシュラン、ブリヂストン、ヨコハマタイヤ、ダンロップ)がタイヤを供給しており、チームによって装着しているタイヤメーカーが異なります。今シーズンのSUPER GTに参戦しているマシンは合計45台。
その中から各タイヤメーカーから指定されたチームがタイヤのテストを行うのが「タイヤメーカーテスト」というわけです。今回のテストにはミュラン1台、ブリヂストン5台、ヨコハマ10台、ダンロップ1台の17チームが集まりました。
ミシュランタイヤを装着しているのは、GT500クラスの23号車(NISMO/ MOTUL AUTEC GT-R)と46号車(MOLA/S Road CRAFTSPORTS GT-R)。タイヤテストのフィードバックが車両開発にも繋がりやすくするため、ファクトリーチームである23号車を指定し、テストを行っているのだそうです。
今回のテストの一番の目的は8月に開催される「SUPER GT鈴鹿1000km」に向けてですが、その他にもこれから迎える夏場のレースに向けても重要なテストになってくるのだとか。
しかし、6日のお天気は24度と涼しめ、7日は朝から雨が降り上着を着ていてもじっとしていると寒いと感じるお天気でした。「夏場とは路面状況がかなり違ってきますね……。」と少し困り気味だった小田島さんでしたが、「決して無駄なテストではなかったです。きちんとフィードバックを得ることができました。」と笑顔を見せてくれましたよ。