アウディ・R8スパイダーを2618万円で発売開始

フレームには、アルミとカーボンファーバー強化プラスチック(CFRP)が組み合わせ、総重量208kgという超軽量&高剛性の新世代「アウディ スペース フレーム(ASF)」を採用。ねじれ剛性は先代モデルとの比較で50%改善されているそうです。

スパイダー最大の見所であるソフトトップは油圧電動式で、遮音性に優れたクロス製となっています。

フレームにはアルミニウムと鋳造マグネシウムを、トップコンパートメントカバーはCFRPを採用。約44kgという重量は、ボディ全体の軽量化と低重心化にも貢献しています。開閉時間は約20秒で、50km/h以下であれば走行中の操作も可能。

パワートレーンは最高出力540psを誇る自然吸気のV10 5.2Lエンジンに7速Sトロニックトランスミッションの組み合わせ。低負荷時にはエンジンの片バンクを休止させる「シリンダー オンデマンド(COD)」が採用されていて、アクセルペダルをオフにすると、エンジンが駆動系から切り離されるコースティングモードも用意されていて、燃費向上に寄与しています。

また、アウディの看板技術である「quattro(クワトロ)」フルタイム4WDシステムも新開発。電動油圧多板クラッチにより、運転状況に応じて駆動力を自動で配分し、極限の状況では前輪または後輪へ100%のトルクを伝達することもできます。

ドライバー中心に設計されたコクピットには、メーターパネル内に設置された12.3インチのTFTディスプレイに、スピードメーターやタコメーターだけでなく、ナビゲーションをはじめとする様々な情報を表示できる「アウディ バーチャル コックピット」を標準装備。

AUDI AGのネッカーズルム工場近くに新設されたベーリンガーホフで手作りされているアウディR8スパイダー。正式名称は「Audi R8 Spyder V10 5.2 FSI quattro」で、価格は2618万円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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