【プジョー3008試乗 】ソフト化するSUVのバリエーション、オンロードの走りは?

プジョーのモノフォルムSUV、3008がフルモデルチェンジして2代目となりました。日本仕様の3008に搭載されるエンジンは1.6リットルの4気筒ガソリンターボと、2リットルの4気筒クリーンディーゼルの2種です。プジョーではSUVと呼んでいますが、見た目はハイトワゴンで、ジープやランドクルーザー、パジェロなどのSUVと比べるとずいぶんソフトなイメージを受けます。

外観デザインも見た目のごつさなどはなくスッキリしたものです。日本車を見慣れた目だと、SUVとは呼びづらい印象でフロントセクション下部にスキッドプレート風のパーツが装着されているのが唯一、SUVっぽい印象を高めています。インテリアも同様で、ソフトな作り。ドライバーズシートはセンターコンソールやドアトリムなどに包まれるタイトな空間で80スープラを彷彿とさせます。

オンロードで試乗するとよく動くサスペションと、シャープなハンドリングによってスマートな走りができます。ワインディングロードでもロールが大きすぎるようなことはなく、気持ちよく走ることができます。エンジンは低回転からしっかりとトルクがわき上がるタイプのセッティングなので、発進時が急になるときもあります。

(諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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