超小型モビリティの法整備が定まらない中、布製ボディが公道を走れるのかはまだ現時点では不透明のようですが、現時点では走らせるなら1人乗りのミニカーにするしかありません(30km/h以下のミニカー:原付四輪自転車)。2人乗りの場合は指定された地域内でしか現状では走行できません(実証実験の範囲)。
「rimOnO(リモノ)」のサイズは、全長2.2m×全幅1.0m×全高1.3mで、車両重量は320kg(目標値は200kg)。最高速度(検討中)は45km/h、航続距離は50km、乗車定員は大人2人(または大人1名+子ども2名)。
着せ替え可能な柔らかな布製ボディ(外装ボディはウレタンフォーム、フォルティモ製フォームを使用)に乗り降りしやすい回転シート、自転車やバイクと同じバーハンドルが採用されています。
「人とくるまのテクノロジー展」では、男女や年齢層を問わず多くの注目を集めるのも分かるキュートなインパクトを放っていました。
国交省の重い腰が完全に上がるのを待っているのでは、超小型EVの分野でいずれ中国などの後塵を拝する可能性も否定できません。
経済産業省の元官僚だった伊藤慎介「rimOnO」社長、元トヨタで「znug design」代表の根津孝太氏、「ドリームデザイン」代表の奥村康之氏のタッグにより実現するか注目です。
(文/写真 塚田勝弘)