遠くにあるヘッドアップディスプレイを指先でタッチできる日が近い!? 【人とくるまのテクノロジー展17】

2017年5月24日~26日にパシフィコ横浜にて開催された「人とくるまのテクノロジー展2017横浜」。アルプス電気が披露した最新の「ヒューマン マシン インターフェイス」で、面白い技術を見つけました。

それは、ヘッドアップディスプレイ(HUD)など、遠くにあるディスプレイの表示を手前の車載用タッチパネルで直感操作できるという技術提案。

最近のクルマだけでなく今後はさらに、ドライバーの視線移動抑制のため「ディスプレイの遠方化」が進んでいくと思われます。しかし、ヘッドアップディスプレイに代表されるように、遠くにある表示を直接操作するのは手が届かないため無理。

そこで、手前に操作用のタッチパネルを用意し、スマホ感覚での直感操作を可能とすることで、ナビやエアコン、車両設定などができるようになれば利便性が向上しそうです。安全性の確保、表示すべき内容などクリア課題はありそうですが、HUDに限らず、ディスプレイの遠方化に対応するひとつの解になるかもしれません。

さらに、アルプス電気では、ステアリングスイッチなどのハードキーの操作感に工夫を凝らし、タッチ操作にショートストロークバラエティなどの技術も披露しています。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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