国内屈指のレースコンストラクターと共同開発の3輪EVは最高速度120km/hの軽オープン2シーター

後輪にインホイールモーターが確認できるように、これは電気自動車のプロトタイプ。フォーミュラカーの開発経験が豊富な戸田レーシング(もちろん岡山に居を構える企業)と、メカトロニクス企業のコアテックが共同開発しているという、このライトウェイトスポーツEVの名前は『eFalcon』といいます。

戸田レーシングのノウハウを活かして、サスペンション形式はフロントがインボード型のダブルウィッシュボーン、リアはスイングアーム式となっているのも、レーシングテクノロジーに由来するスポーツカーであることが感じられる一台です。

将来的には軽自動車規格で売り出したいという『eFalcon』、駆動輪は一輪ながら最高速度は120km/hに達するといいます。また、バッテリーやインバーターは両サイドのサイドシル部分に搭載することで、コンパクトなボディながら180kmの航続可能距離を実現するということです。

●eFalcon主要スペック
全長:3000mm
全幅:1400mm
全高:1000mm
車両重量:450kg
乗車定員:2名
モーター:ダイレクトドライブ・インホイール
最高出力:23.5kW
タイヤサイズ:前165/55R14 後205/50R15

(写真と文 山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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