次に、4代目「ケンメリ」スカイラインの特徴を見てみましょう。販売の主流が、6気筒の2000GT にシフトしてきた世代でもあります。
フロントセッションでは、GT系の直6がロングノーズ、標準系の直4がショートノーズという構成を踏襲。4ドアセダンと2ドアハードトップは、直6と直4の長短ノーズを設定するとともに、バンとワゴンには直4のショートノーズを組み合わせました。
デザインでは2ドアハードトップが、リアピラーに太い米国調ノッチバックを取り入れています。また「ケンメリ」のGT 系ではじめて、丸目4灯リアランプかお目見えしました。こうして、①直6エンジン ②サーフィンライン ③丸目4灯リアランプという、スカイラインの3大アイコンが揃い踏みしたのです。
エンジンは2L直6のL型を筆頭に、直4では1.6Lと1.8Lをラインアップ。そしてロングノーズの直6搭載車はシャープな機動力を有するグランドツーリング、ショートノーズの直4搭載車はファミリー層をターゲットとしたスポーツセダンとして位置付けられました。