トヨタ、日本サッカー協会による未就学児童の「サッカー巡回指導」に参画

トヨタは、5月17日付けで日本サッカー協会(JFA)と「JFA Youth & Development Programme(JYD)」パートナーシップ契約を締結したことを発表しました。

このパートナーシップ契約により、トヨタはJYDオフィシャルサポーターとして全国の未就学児童を対象とした「サッカー巡回指導」の支援・活動に関わることになります。

トヨタは長年FIFAワールド杯の冠スポンサーとして活動してきましたが、2015年に同冠スポンサーから撤退して、トヨタが今後どのようにサッカー界にコミットするのかが注目されていました。今回のパートナーシップ契約でトヨタは新たなサッカー界への支援をスタートします。

今回のJYDオフィシャルサポーター活動の特徴は、単に金銭面だけの支援に限らず、トヨタが実際のJYD活動に参加することです。

この活動では、日本全国で376社にのぼるトヨタの全国各販売店・共販店・レンタリース店のスタッフが「JFA公認キッズリーダー」のライセンスを取得し、地元のサッカー協会と連携して、地域の幼稚園児・保育園児にサッカーの楽しさだけでなく、身体を動かすことの楽しさを伝える授業を実施します。

トヨタがこのような活動に参加するのは、継続的な日本サッカーの発展のためにはトップレベルの支援だけではなく、一層の裾野拡大と次世代選手の育成が重要だと判断したものと見られます。

今後、地域の幼稚園児・保育園児とサッカーを楽しむトヨタ・ディーラーのスタッフの姿が見られるかも知れません。

(山内 博・画像:トヨタ)